花より団子、ダンスより団子?

 主催者が飲み物を提供するのは一般的ですが、食べ物を提供してくれるパーティも人気があります。
お菓子、漬物、お寿司、煮物、果物、デザートなどいろいろです。中には「夕食が出ますから食事をとらないで来てください」というパーティもあります。お仕事帰りにパーティに参加してくれるのだから、少しでもお腹を満たして踊ってほしいという
主催者の気持ちが表れています。
独断と偏見で食べ物で人気のあるパーティをランキングするとイルフ、下浜、ロマン、千鳥がAクラス。次にアヤメ、コスモ、スパイラル、ワルツ、松本などが続きますかね。

この食べ物の費用捻出は大変でしょうね。私が行くのは会費1万円とか1万5千円のディナー付きパーティではありません。会費500~1000円程度のパーティの話ですから。それに食事の準備や後片付け、その苦労を考えると主催サークルの会員さんたちに感謝、感謝です。

参加者たちはどこそこのサークルのパーティは食べ物がいい、などの情報を知っていて、どこからともなくたくさんの人が集まってきます。

例えばイルフのパーティのお食事タイムはこんな感じで進行するのです。

その日、「皆、食べ物に釣られてパーティに行くのかよ」などと思いつつ、駐車場からイルフプラザへの長い連絡通路を歩いて私の足も彼ら彼女らと同じパーティ会場に向かってしまうのです。

会場にはすでにたくさんの人たちが集まってダンスを踊っています。私も真ん中の太い柱に激突しないようにダンスを軽やかに踊ります。
主催サークルの会長さんの挨拶の後、「これからお食事タイムになりますので、テーブルの方へどうぞ」という合図とともに、パン食い競争のように椅子に座っていた人たちが一斉に立ち上がり隣室のテーブルに向かいます。さすがにダッシュするマナーの悪い人はいませんが。テーブルの周りはあっという間に人だかりになります。お箸と紙皿を取って食べたいものをお皿に盛ります。取りあえず食べたいものをいち早くお皿に盛る、これがここでの暗黙の了解です。
 ああこの混雑ぶりは久しぶり。そうだ、バーゲン売り場で目玉商品に飛びつくあの人だかりと賑わいだ!主催するサークルの会員の方が提供してくれたお漬物や煮物、丁寧に皮を剥いたリンゴやナシなどの果物をいただきながら、和やかに談笑が続きます。割といつまでも残っているのがみたらし団子。喉に詰まって呼吸困難になるのが怖いのか,餅が入れ歯に張り付くのを恐れているのか、串を持って手が汚れるのを嫌っているのか。15分ほどするとテーブルの上の食べ物はほとんど片付いて紙コップと紙皿が雑然と置かれている状態になります。戦中戦後の食糧難の時代を生き抜いてきた人たちのバイタリティを感じます。このバイタリティ、ハングリー精神があるからこそ、70代80代になってもダンスを踊っていられるのだと妙に納得、納得

お腹がそこそこ満たされると人間は寛容になるようです。
音楽が流れ、ダンスが再開されるとまた混雑した会場になりますが、人とぶつかっても、踊りにくい相手と踊っても、まぁこんなものか、と許せるから不思議です。いや、それ以上に自分の体が軽やかに動かなくなっているのかも

人間は社交ダンスだけをして生きているわけではないのだから、食事付きパーティ、大いに結構ではないか!食事は生きていく上での基本。ダンスより団子、大いに結構ではないか。ダンスを踊るのも社交なら、一緒に食事をとって談笑するのも社交。


石原裕次郎の歌にもあるでしょう?「イルフよ、今夜もありがとう」 感謝、感謝
(それを言うなら「夜霧よ今夜もありがとう」) ヽ(´∀`)ノ

帰路、駐車場に向かう連絡通路で前後に人がいないことを確認してダンゴのステップで車に向かうのであった。スロー・スロー・クイック・クイック。食べそこなった団子のことを悔やみつつ・・・。





(イルフのパーティが毎回このようなパーティということではありません。クリスマスパーティなどの特別なパーティのことだとご理解ください。)

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プロフィール

rumbawalk

Author:rumbawalk
諏訪に住む60代のダンス愛好家です。

今年に入って6人の協力者とともに社交ダンスボランティアを始めました。
ダンス技術の習得、その集大成の競技、デモ、トライアルが盛んですが、ダンスボランティアを始めるとダンス技術の習得やリズムに乗る気持ちよさ以前に相手を思いやる心とか、目の前にいる人・人生を理解することの大切さを思い知らされます。

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